キムチで例え話をした記憶
キムチ好きです。辛い食べ物は全般的に好きですが。
キムチで思い出すとすれば、バーテンダーをやっていた時代に、ワインの話になった時のことです。
赤ワインについて新人のアルバイトが「渋くてわけわかんないんですよねー」といったので、例え話として出したのがキムチでした。
「例えばキムチ今まで食ったことない人にいきなり本格的な辛いキムチ食べさせたら感想は『辛い』しかないよね」
「でも、最初は日本のスーパーで売ってるような食べやすいキムチ食べてそれに慣れて、いろんなキムチ食べてみようってなって、最初の本格的なやつ食べてみたらやっぱり感想変わってくるよね」
「辛いだけじゃなく、酸味がどうとか、旨味がどうとか、白菜の甘みが‥‥とか」
「ワインもそんなものだよ、他のお酒もそうだけど」
なーんて偉そうに話していたのを思い出しました。
この考え方って、何に対しても私の基本的な姿勢の一つで、
「わけが分からなかったり、理解できなかったりするのは、自分が知らないことが一番の理由」
という考え方です。
なので、「これは違うやろー」と思っても、それは「自分がよくわからないからそう思うだけなんじゃないか」と考えるようになっています。まあ、明らかに違うものについては別ですが。
とはいえ、世の中のことをすべて知ることはできないわけです。そうなると、自分が「違う」と思ってもそれについて知っているわけではないなら、基本線として評価を下さないように務めています。まあ、務めているのでそういうことを全くしないという訳ではないですが。
このスタンスは、基本的にそんなに間違っていないというか、自分という人間には比較的マッチしているんじゃないかなと思っています。が、困るのは違和感の表明です。
違和感を感じている事象に対して、知識があるわけでもないし、明らかに違うという感じでもない、でも、知識無いなりにどうにもおかしいんじゃないか?って時です。普通なら評価を下さずにスルーするんですが、自分の中の何かが「スルーはなんか無責任じゃないの?」と言っている時です。こういう時は相当気を使ってしまう。この辺りをスマートにやれればすごい立ち回りの品が良く見えるんだろうなーなどと思っている次第です。
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