L⇔R
悲しいニュースを見ました。
病気治療のため入院しておりました黒沢健一は12月5日午前3時52分、脳腫瘍のため永眠いたしました。ここに故人のご冥福をお祈りし謹んでお知らせ申し上げます。
http://www.k-kurosawa.com/
黒沢健一氏は、L⇔Rのボーカル・ギターで、楽曲のほとんどを手がけていました。代表曲はミリオンヒットとなった、KNOCKIN' ON YOUR DOORですね。
そして、私はL⇔Rの楽曲が好きでした。CD屋さんをやっていたこともあり、様々なアーティストの楽曲を聴いていましたが、L⇔Rは好きなアーティストで、特に20代の私は彼らの楽曲をよく聴いていました。
若く、理屈っぽく、そしてややひねくれていた当時の私は、どちらかと言えば硬派というか、重厚でメッセージ性のある「ロック」が好きな若者でした(わかりやすい例を出すとエピック時代のエレカシとか)。なので、比較的ポップ色の強いアーティストにはあまりなびいていませんでした(これもわかりやすい例を出すとすれば、フリッパーズ・ギターに見向きもしなかったとか)。
そんな私が何故かL⇔Rにすっぽりハマりました。いまだに理由はわかりませんが、彼らのポップな楽曲たちを聴くことで凝り固まっていた私の観念をスルッと解きほぐしてくれたような感じでした。当時はポリスターに所属していて、ブレイク前でしたがいい曲をいっぱい聴かせてくれたのです。
L⇔Rというと、どうしても唯一のミリオンヒットのKNOCKIN' ON YOUR DOORで語られがちです。あとはポッキーのCMソングになったHELLO,IT'S MEですかね。
https://itunes.apple.com/jp/music-video/hello-its-me/id268662437
どちらにせよポニーキャニオン移籍後の曲です。
私自身、黒沢健一氏をずっと追いかけていたというわけではありません。L⇔Rの活動停止後もずっと追いかけていたかと言われれば、健'zのCDは買ったぐらいのものですし、MOTORWORKSも追っかけていたわけではありません。なので、あれこれと言えた立場ではないですが、ただ、L⇔Rの楽曲の魅せられた人間として、私の周りの人たちに少しは黒沢健一氏が手がけた楽曲を紹介したいと思います。
L⇔Rに関しては公式で聴けるものがYoutubeのKNOCKIN' ON YOUR DOOR(ポニーキャニオン公式)ぐらいしかないのでiTunesのリンクで紹介します。楽曲の一部を聴くことができるので、よかったら耳を傾けてください。
LAZY GIRL
https://itunes.apple.com/jp/album/lazy-girl-reiji-garu/id268546391?i=268546394
1stシングルです。デビューはミニアルバムだったのでデビューシングルを言うと語弊があるかもしれません。いまだに「この完成度でなんで売れなかったんだろう?」と不思議で不思議でたまらない曲です。女性アイドルとかカバーしてちゃんとプロモーションすれば売れるんじゃないの?などと思っています。リンク先のアルバムで他の曲だと「PACKAGE」が個人的に好きな曲です。
(I WANNA)BE WITH YOU
https://itunes.apple.com/jp/album/i-wanna-be-with-you-bi-u-izu-yu/id268548338?i=268549783
嶺川貴子も在籍していた時期で、音楽性の幅も広くアルバムアーティストの色が強かった時期の佳曲。1曲通して聴くと気持ちいい。
NOW THAT SUMMER IS HERE [君と夏と僕のブルー・ジーン] / TELEPHONE CRAZE [テレフォン・クレイズ]
https://itunes.apple.com/jp/album/now-that-summer-is-here-junto/id268551641?i=268551761
もー、LAND OF RICHESでは、この2曲が大好き。あと嶺川貴子が歌っているCIRCLING TIMES SQUARE [さよならタイムズスクエア] も面白い曲。
Doubt
https://itunes.apple.com/jp/album/doubt-bonus-track-version/id269429001
ラストアルバム。これは曲云々じゃなくてアルバム通して聴いてほしい(無茶)。ヒットを飛ばしたことで、アルバムアーティスト的なイメージが薄れていた中で、アルバム一枚聴けるものを出してきて、私のまわりのL⇔R好きは狂喜乱舞したアルバムでした。結果的に最後のアルバムになってしまいましたが、L⇔Rとおしてベストのアルバムはこれじゃないかと個人的に思っています。
あえて1曲おすすめするとしたら「雲」かなあ。
最後に
黒沢さんの訃報は、本当につらくて、寂しいです。でも、20代の頃ほどではなくなりましたが、L⇔Rの曲はずっと聴いてきましたし、これからも聴き続けるでしょう。素敵な曲をいっぱい、ありがとうございました。
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