PFO(卵円孔開存)閉鎖術という手術を受けました

「PFO閉鎖術による脳梗塞再発予防」と題された冊子の表紙。医師、患者、家族を模したイラストと、脳と心臓のアイコンが描かれ、右下にはAbbottのロゴがある。

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2026年5月12日に入院して手術を受けたので、その経緯と体験を残しておきます。いわゆる健康に関連した情報なので、お取り扱い注意でお読みください。

PFO閉鎖術についての情報

3行まとめ

  • PFO閉鎖術というカテーテルの心臓手術を受けた
  • 定期的に受けている脳のMRIで脳梗塞の跡が見つかり、精密検査で見つかった
  • どちらかというと手術の後が疲れた

追記

手術後1ヶ月でどうだったというのも書きました→PFO閉鎖手術から1ヶ月経ちました

経緯

脳の定期検診で脳梗塞の跡が見つかる

脳の定期検診を受けるまで

私は閃輝暗点からの偏頭痛を持っています。また、父親や叔父はくも膜下出血を経験してました。そういう経緯もあり、頭痛専門外来でMRI検査を行いました。

その結果、小さな(破裂のリスクが極めて小さい)動脈瘤が見つかり、その経過を診るために年に1回脳のMRIを診てもらうことになりました。

脳梗塞の跡が見つかる

毎年年が明けたぐらいに検診に行くようにしていました。そこで去年から検査している病院のMRIが新しくなり、より高品質な検査結果が出るようになったそうです。そんなことを先生に言われながら、件の動脈瘤は変化無し、他のMRI画像を先生が「良くなったねー、画像」なんて言いながら他の箇所の画像も見ていました。そのときに「ん?」と手を止めて「脳梗塞の跡があるね」と先生。「しかも1箇所じゃないね」と他の画像も確認。規模が小さいからなのか、場所がそういうところなのか分かりませんが自覚症状はなし。先生が電子カルテに「脳梗塞跡、多数」って入力していて、『多数!』って思ったのを覚えています。

PFO(卵円孔開存)が分かる

脳の話で心臓の精密検査に

先生に紹介状を書くから心臓の検査に行くように言われました。先生の説明によると、人間が生まれてからしばらくすると閉じる心臓の穴が閉じていないケースがあると。その穴から静脈血内の血栓が動脈に混ざってしまい、それが脳梗塞の原因となるケースがあるので、まずはその可能性を検査して確認しよう、とのことでした。

心臓の検査

紹介状を持って心臓病センターの病院に行き下記の検査を受けました。

  • 心臓エコー検査
    • エコーを撮りながらお腹を押さえて力を入れたりとかしました
    • 心臓に穴(PFO)があり、静脈血が心臓内で動脈血に混ざることが確認されたとのこと
  • 胃カメラ
    • この後の食道からの心臓エコーのために食道を診る
  • 食道からの心臓エコー検査
    • 心臓に近い場所からエコーをすることで、穴の位置、サイズなどを測定し手術が可能かどうか調べる

で、手術が決定。1泊2日入院とのことでした。

手術の体験

入院から手術まで

  1. 受付を済ませて病室へ
  2. 着替える
  3. 点滴のためのハリを刺してもらう
  4. 足の付け根からカテーテルを入れるので毛ぞりされる
  5. 尿道カテーテルを入れられる
  6. 担架に乗せられて手術室へ

手術

  1. 手術台に移動
  2. 点滴からいろいろ入れられる
    • 抗生剤(言われた)
    • 少し眠くなる薬(言われた)
    • 造影剤(事前に言われた)
    • 他、あったのかなかったのか
  3. 足の付け根にドバドバ消毒液が塗られる
  4. 始まると言われる
  5. 右足の付け根が何回かチクッとする
  6. これから心臓に入ると言われる
  7. 何回か心臓が「ドクドクッ」と打つ
  8. 「終わりました」と言われる
  9. 担架に乗せられ病室に戻る

先生の説明などから大仰なことはないんだろうなと思っていましたが、まあ、サクッと進んで終わったなあという感想でした。この時点では閉鎖するデバイスの設置完了。で、ここから数ヶ月後に体組織含めた閉鎖が完了するっぽいです。でも、「家に帰るまでが手術だ」ということであれば、ここからが「この入院」の本番だったのかも。

手術後

切った足の傷が一旦落ち着くまで固定する必要があり。明日の朝まではベットから降りるのはダメと言われる。

  • 2時間は完全に寝た状態
  • その後は(ご飯が食べられる程度に)ベッドを起こしても良い
  • 常時右足は伸ばしておく

ベッドに常時いるのは良いとして、とにかく尿道カテーテルがつらかった。入れるときは痛かったし、ずっと脳内の3割ぐらいを不快感が占めているし……。

翌朝から退院まで

  1. 朝食を食べる
  2. 看護師さんの指示でベットから立ち上がり、足踏みをして、出血が無いか確認→無かった
  3. 尿道カテーテルを抜く
  4. 心臓エコーとレントゲンを撮る
  5. 退院許可が出る
  6. 会計
  7. 退院

支払金額はマイナ保険証だったので、限度額適用済み。それが無ければ50万円ぐらい支払う感じの点数でした。

手術を終えて

尿道カテーテルしんどい

これが真っ先に来るぐらい、他のことは順調でした。

いろいろ幸運に恵まれた

振り返って見ると、20才頃に網膜で血栓が起きて片目の視界に一部暗点があるんですが、おそらくこれも今回のMRIで見つかったのと同様にPFO起因のものだろうと私見ですが推測できそうです。

何もないに越したことはないのですが、日常生活や働いていく上で支障となるような症状にならずにここまでこれて、さらに今回見つかったことで今後のリスク要因を減らせることになったのは運が良かったなと思っています。

私の父はくも膜下出血の後に脳梗塞を患い言語を失いました。それを見て脳梗塞の怖さを知っているのでなおさらこの幸運を実感しています。

PFO閉鎖術が保険適用になったのは2019年12月以降とのことで、タイミング的にもありがたかったなと。

医療アクセスできる社会のありがたさ

  • 定期的にMRIの検査を受けて専門の先生に診てもらうこと
  • 可能性がある時点で検査も手術できる心臓専門の病院があったこと
  • 現実的な費用感で一連の医療を受けられたこと

このありがたみを再確認しました。国民皆保険、大事。これからもしっかり働いていくばくかでも負担を担っていきたいと思いを新たにしました。

私のケースがどれぐらいの確率かは知りません

実際には卵円孔が閉じていない人は成人の1/4と言われているそうで、穴が閉じていないこと自体は大きな問題ではないそうです。その中で穴の大きさなどの要因で治療が必要なケースがあるとのこと。なので、治療を受けるべきかなどについては検査を受けることも含めて医師に診てもらって判断することになります。

定期的な診断大事

大事。保険が適用されてもいくらかお金や時間のコストはかかりますが、大病してかかるお金と時間に比べれば必要な費用のうちだと思います。

また歩くぞい

この件もあり、今回の岡山24時間100キロウォーキングは自重しました。徐々に歩くおじさん活動を再開しようと思います。少なくとも来年の岡山24時間100キロウォーキングにはエントリーします。

お世話になった病院

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