350ml当たりの税55円に統一(22円の減税)

財務省、ビール系飲料税額「55円」に統一へ動く。消費者は「単なる増税」と猛反発というニュースを見ました。ビールの税金が350mlあたり77円から55円になるそうです。選挙が絡むたびに先送りになっている話なので、与党・国会でどうなるかわかりませんが、まあ、その方向になっているということです。

個人的な意見をはっきりしておくと、賛成です。大賛成です。完全ではないにしろ、酒税のこれまでのよくわからない状況を考えれば大きな進歩といえるのではないでしょうか。

元記事のタイトルでは、消費者が猛反発とのことですが、少なくともいち消費者である私は反発していません。私が反発するのであればむしろ今までの酒税の仕組みに対してです。この歪んだ仕組みのために、発泡酒は「ビールのまがい物」扱いの烙印を押され、「第三のビール」に至ってはもうわけがわからない状態です。しかも、そんな歪のために各メーカーは商品開発と生産、流通、販売の資源を分散させざるを得ない状態になってしまいました。各銘柄の好みでの好き嫌いはあったとしても、日本のビールのクオリティは非常に高く、世界市場の勝負に出ても良かったんじゃないかと思っているぐらいでしたが、日本独特な酒税の仕組みに対応するために、その機会も奪われていたんじゃないかと。そうなればもっと商品開発に投資された美味しいビールを飲めたのに。まさに奪われた20年といいたい。

ビール飲みたきゃビール飲めばいい世の中になるんですから。わかりやすくていいじゃないですか。各社資源をビールに集中できるので、ビールはどんどん美味しくなるでしょう。

また、発泡酒についてもビールのまがい物から卒業して、フレーバービールとかそちらの方面での商品展開が本格化してきて楽しめると思います。ちょっと最近元気な缶チューハイ系の商品がどうなるか心配ですが。

ということで、高い安いの判断は各自で違うと思いますが、少なくとも仕組みとしては大歓迎のワタクシでした。

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